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メイクも落とさず床に寝転ぶ夜…やる気が出ない原因「気象病」に救われたジェーン・スーの"自分を責めない生き方"

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曇り空と憂鬱な女性
やる気のなさの原因は気合いが足りないのではなく、天気のせいだった(写真:Julia/PIXTA)
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名前がついたり視覚的に表されるのって、地図上で自分が立つ位置に印がつくのと似ている。いま自分はここにいるんだとわかると、次のアクションを起こしやすくなる。「アクション」と言っても、前向きな行動ばかりでなくても良い。「なるほど、ならば仕方がない」と、潔くあきらめるのも選択肢のひとつになる。

最近気に入っているニューワードは「気象病」だ。

雨が降ると古傷が痛んだり、気圧が下がると頭痛を感じる人が多いのは、昔からよく知られていた。私にもその傾向が若干あるが、医学的根拠があるのかよくわからなかった。単に、私の気合いが足りないのかとも思った。ほかにも「だるさ」「睡眠不足と無縁の眠気」「うつうつとした気分」など、気象病の症状はやる気のなさを連想させるものが少なくない。

怠け者と思われたくないから…

出社した途端、机に突っ伏して寝てしまいたい。家事も育児も投げ出して、布団に戻ってしまいたい。だけどそうはいかないから、衝動を抑えてコーヒーを飲む。頑張れ頑張れと自分をなだめすかす。怠け者とは思われたくないから。そうやって我慢してしまう人も多いと思う。ホントにホントにおつかれさま。

しかし、気圧の変化が激しい日に限って言えば、もうその必要はないかもしれない。この現象に医学的根拠が見出され「気象病」という名前がついたのだから。ハレルヤ! 名前がついただけで、私の心はグッと軽くなった。

それだけではない。気圧の高低を視覚的に認識できるグッズもある。気圧計やウェザーボール、晴雨計と呼ばれるもので、気圧が下がれば球体のなかに入った色のついた水の水位が上がるような仕組み。地球儀やカエルのシェイプでどれも可愛らしく、インテリアとして部屋においておいてもまったく違和感がない。

なにより低気圧のときにはびっくりするほど水位が上がるので、「こりゃ仕方がない!」とスッキリあきらめられ、己の不調に後ろめたさを感じなくてすむ。

ああ、名前がつくのって素晴らしい。目視できるのって素晴らしい。自分が立っている場所がわかれば、無駄に己を責めずにいられるから。

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