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「駐車場で月800万」「オフィスは満室」…電気屋が"廃墟百貨店"を復活へ導いた「稼がない」カラクリの全貌

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週末のイベント風景
多くの人でにぎわう週末のイベント風景(写真:筆者撮影)
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大きなオフィスを構える企業よりも、事業を始めたい小さな事業者の需要のほうが圧倒的に多い。この仮説を区画分割で実証した結果、オフィスはすべて埋まり、空き待ち状態になった。また、小さな区画にしたことで、iti SETOUCHIの目指す「挑戦したり仲間と出会ってなにかやってみたりできる始まりの場所」「みんなの希望をつくる場所」というコンセプトも、実態として機能し始めた。

事業者の挑戦を後押しするために、飲食店のスペースの賃料も格安に設定している。ここも常に空き待ちの状態だ。

2022年の開業以来、営業収入は右肩上がりに伸び、2024年度には減価償却分を除けば「収支トントン」に達した。初期投資の5億円は、市との契約期間である7年間である程度回収できる見込みだという。

「どこで働くか」を重視する時代が追い風に

以前ミーティングルームだった場所に北川鉄工所が入居した(写真:筆者撮影)

2024年4月、興味深い入居者が加わった。広島県府中市に本社を置くメーカー、北川鉄工所だ。本社機能のうち、技術部門と設計部門のオフィスを試験的にiti SETOUCHIに移転したのだ。

「若い人たちが会社を選ぶときには、福利厚生よりも『どこで働くか』を重視する傾向があります。福山駅前という場所の価値が高まってきていると感じます」(谷口さん)

自然に交流が生まれるコワーキングスペース(写真:iti SETOUCHI)
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