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「駐車場で月800万」「オフィスは満室」…電気屋が"廃墟百貨店"を復活へ導いた「稼がない」カラクリの全貌

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週末のイベント風景
多くの人でにぎわう週末のイベント風景(写真:筆者撮影)
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市内通勤者の利用が多い第3駐車場(写真:筆者撮影)

「平日の主な利用者は、近隣で働く人たちや駅前に車を置いて新幹線を使うビジネスパーソンなどです。そして週末は、イベントの来場者。日によって客層が違うので、使い分けができるんです」(島田さん)

平日と週末で客層が入れ替わる二毛作構造――この結果、福山市が運営していたときと比べ、駐車場収入はおよそ1.5〜2倍の月800万円となった。福山市に支払う月600万円の賃料を、この収入で賄えている計算だ。現在、駐車場の時間貸し利用台数も定期パス契約者数も、年々増えている。

商業施設の収益の“付属物”として扱われがちな駐車場を、主役に据える発想の転換。ここが「黒字化しない」モデルを成立させる最大の仕掛けだった。

オフィスの需要を読み切った「分割戦略」

収入のもうひとつの柱は、オフィスの賃料だ。

「当初は12区画に設定していましたが、広いスペースよりも一回り小さい区画の需要が多いとがわかったんです。そこでほぼすべての区画を半分に分け、23区画にすると次々に入居者が決まりました」

iti SETOUCHI館長の谷口博輝さんはそう語る。

福山電業 iti SETOUCHI館長 谷口博輝さん(写真:筆者撮影)
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