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「母親が怪しい」「臓器売買した」の中傷よりもひどい…《キャンプ場女児行方不明》で遺族を苦しめた"ネットの正論"

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小倉美咲ちゃん、小倉とも子さん
行方不明になった小倉美咲ちゃん(左)と、母親のとも子さん(写真:左はとも子さん提供/弁護士ドットコムニュース)
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店のインスタグラムには励ましも寄せられたが、中傷コメントの方が大きく脳裏に残っている。「頑張ってください」というコメントがたくさんあった中、数の少ない「母親が怪しい」というコメントのほうに、10倍の「いいね」をつけられた。

家族からも「SNSを閉じるべきだ」という声も出た。それでも、娘につながる手がかりをわずかでもつなぎとめるため、SNSをやめる選択はできなかった。

チラシを配り、現地で捜索を続けながら、コメントを確認する日々。並行して、誹謗中傷に法的措置をとるため、投稿のスクリーンショットを撮り続けた。スマートフォンのカメラロールは、中傷で埋め尽くされていった。

「家族だけで誹謗中傷と向き合い続けるのは限界がありました。SNSやホームページに集まる情報の整理、誹謗中傷の証拠を残すといった作業は負担が大きすぎて、心が疲弊しました。途中から友人や知人、ボランティアに頼るようになり、負担が大きく軽減しました」(とも子さん)

「中傷」以上に苦しめられた「正論」

とも子さんに寄せられたSNSのコメント(2019年)(写真:弁護士ドットコムニュース)

警察による大規模な捜索は16日間で終了した。

とも子さんはその後、顔と名前を出して積極的に取材に応じるようになる。この点も家族の中で意見は割れたが、現場に一緒にいた親としての自責の念を強く感じていたからだ。

そして、犯人扱いや誹謗中傷以上に心をえぐったのが、「正論」だった。

「一番つらかったのは正論でした。子どもを3人育て上げたという女性が『私だったら十数秒でも子どもから目を離さない』とフェイスブックを通じて実名でDMを送ってきました。私に責任があることは私自身が一番よくわかっています。誰よりも後悔しています。子どもが行方不明になった家族は、こうした言葉にも苦しむことになると思います」(とも子さん)
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