
チームの空気を動かす「場(コミュニティ)」の力
ハジメは、メンバーが助け合えるチームをつくると誓ったものの、実際はどこか噛み合わず、ギスギスした雰囲気が漂っていました。このままではまた目標未達で終わる……と感じたハジメは、ようやく思い切って、自分の気持ちをチームにさらけ出しました。
それを機に、チームの空気が変わりました。
誰かの本音が場に出ることで、ほかのメンバーもまた腹を割って話しはじめる。それまで口にできなかったモヤモヤや不安、悩み、怒りといった感情が一気に言葉になり、空気が動いたのです。「みんなで乗り越えていこう」と全員が思える、気持ちのつながりが生まれた瞬間です。
どんなに仕組みや目標設定が優れていても、チームが力を発揮するためには「本音を言える関係性」が必要です。助け合い、率直なフィードバックを交わし、互いの違いを尊重しながら挑戦できる空気がなければ、能力の高い個人を集めても、組織としては前に進みません。

