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「ちゃんとした親」より「安心できる親」へ 子どもの非認知能力を伸ばす"タッチケア"の凄い効果

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ふれるということは、親子双方の心を特別に満たせるとても素敵な方法です(写真:beauty-box/PIXTA)
  • 小堺 友美 プレシャスタッチケア協会代表
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つまり、私たち親は、「ちゃんとした親」になろうと頑張らなくても、まず何より「安心できる親」でいられれば、子育ての悩みは減り、「その子らしい人生の幸せ」につながっていくのです。

触覚は、安心を与えられる「人生でいちばん長く付き合う」感覚

ところで、触覚は五感の中で最も早く発達し、受胎後8週目には存在する感覚と言われています。なぜなら、触覚は刺激を察知して身を守ったり、外の世界や自分の体を知ったりするために不可欠な、基本的な感覚だからです。つまり、生きる上で必須の感覚。だから、発達の順番として最優先されるのです。

また皮膚は、「体の保護」「体温の調節」「水分の保持」「免疫機能」「刺激を感じとる」といった役割だけではなく、愛情や安心感などの感情も受けとることができる、心と体をつなぐ大切な器官です。

特に、ゆっくりとやさしく皮膚にふれる刺激は、感情をつかさどる脳の部位に信号が届くので、愛情や安心感を伝える方法として、生理学的・神経学的にも有効であることがわかっています。

さらに、触覚は、歳をとっても最後まで残る感覚でもあります。じつは人生でいちばんに長く私たちに与えてもらえている感覚なのです。だからこそ、タッチケアは安心感を育むための、確かな方法なのです。

みなさんの中には、すでに家庭を安心の場にすることの大切さは十分に認識しているという方も多いかもしれません。でも、毎日の忙しさで、「わかってはいても丁寧な関わりをしていくことがなかなか難しい」という方も多いのではないでしょうか。

また、子どもが大きくなってきて、関わり方に難しさを感じている方もいるのではないでしょうか。どうしても口うるさく叱ってしまったり、コントロールしたり、条件つきで褒めてしまったり……そんな経験から、思い悩むこともあると思います。

そんなときでも、子どもにとって、親がいつでも「安心できる親=ありのままの自分でいられる心の居場所」になれるのがタッチケアなのです。あたたかい手を置くだけでも、抱きしめるだけでもいいのです。

最も基本的なコミュニケーションであるタッチは、子どもの心にまでふれることができ、言葉以上に愛を伝え、安心感や癒しを与えることができます。「あなたのことを大切に思っている」ということを手のぬくもりから、まっすぐに伝えることができます。ふれるということは、親子双方の心を特別に満たせるとても素敵な方法です。

私はこれまで、赤ちゃんから思春期のお子さんのいらっしゃる親御さんたちにタッチケアの大切さをお伝えしてきました。そして、タッチケアを日常にとり入れてくださった親御さんから、嬉しいお声も数多くいただいてきました。

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