私自身の子育でも、入園・入学、クラス替え、引越しなど環境が変わり子どもにストレスがかかりやすい時期には、タッチが親子のピンチを救ってくれました。また、タッチが自然と日常にあるので、今でも高校生の長男とは学校に行くときにハイタッチをしています(夫も同様に、息子と毎朝ハイタッチをしています)。中学生の長女とはハグをしたりとふれあうことが多く、子どもたちとずっとつながりを感じながら、心地よい親子関係でいられています。
もちろん今も、思春期の子どもの子育てで悩むこともあります。でも、正解のない子育てにおいて、自分の育児を不安に感じることは減り、この人生で子どもたちとともに生きられて幸せだと心から思えています。
タッチケアで一生の親子関係がもっとよくなる
最近よく、子育ての文脈で、「ありのままの子どもを受け入れましょう」という言葉を聞きます。
でもそれはなんでも許し受け入れることや甘やかすことではなく、色々な感情をもったその子の存在そのものを理解しようと努め、違いを受け止め、自分とは別の人として尊重して接する、ということではないかと思います。つまり、「どんなあなたも大事な存在だよ」と無条件の愛情を伝えることです。
質の高いタッチの時間は、まさに、子どもの存在そのものに心を寄せ、受容し、無条件の愛情を伝えられる時間です。さらに、親自身も子どもから「存在そのもの」を受容してもらえていることを感じられる時間でもあります。
たとえ、感情的に怒ってしまい反省することがあっても、本心である「本当は子どもたちを愛したいお母さんお父さん」を、子どもはちゃんと受け止めて、無条件に愛してくれていることを感じさせてもらえます。子どもは、親も「かけがえのない、ひとりの人」であることを教えてくれます。


