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「改造するなら自分の家でやれ」——父の一言で400万の古民家を購入、"魔改造"でやりたい放題いじり倒す「贅沢な家時間」

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改修前の様子
古民家を自分の好きなように改修したらどうなったのか?(写真:アルフレッシュ)
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これまで都市に居住、DIYをする機会がなかった能瀬さんだが「都会で働くより、こういう場所で好き勝手に家をいじりながら暮らせるほうが楽しい」と考えており、積極的にDIYに取り組んでいる。山本さんが帰宅すると、棚が増えていることもあるそうだ。

しかし、引っ越してから2年余りでどうしてこれだけ家をいじる時間があるのかと不思議に思う人もいるだろう。

山本さんの仕事は2時間の休憩を挟んで8時半から20時半まで、20時半から8時半までで2日間働き、その後の2日間が休みというちょっと特殊な勤務形態となっており、自分の時間はたっぷりある。コンビナートでの仕事は給料も平均より高く、だったら自分がやりたいことをできるだけ若いうちにやっておこうと考えているという。

建物裏手は雑草除けに人口芝が敷かれている(写真:筆者撮影)

しかも、「三重県では山本さんのように自分の生活を大事にする人が多い」と山口さん。「広さ、環境を求めて郊外の古民家をフルリノベする方は確実に増えており、そうした方々は総じて多趣味。今改修のお打ち合わせをしている築90年オーバーの古民家のオーナーご夫妻はともにサーフィン、ロードバイクが趣味で、引っ越したら農業をやりたいと。

三重は海も山も近く、温暖な気候で食べ物がおいしく、大阪にも名古屋にも近い。やりたいことがいろいろ叶う場所ということなのでしょうね」

山本さんの場合はそのやりたいことのうち、現在、優先順位が高いのがDIY。作っている時は本当にできるのか、材料を買い過ぎてしまったのではないか、役に立たなかったらどうしようと悩むそうだが、アイデアを思いついた時、完成した時の喜びは次に何を作ろうかという気持ちに繋がる。

失敗してもやり直せばいい

「失敗してもやり直せばいいし、何度失敗してもやり続けている間はそれは失敗ではなく、チャレンジ。家の場合、どんなに雑に作っても最後にペンキを塗れば、壁紙を貼ればきれいになる。災害時、避難所に行くのが嫌なので家は大事にしておこうと思っていますが、そのためにも自分で家に手を入れられるようにしておく必要もあると思います」

ちなみに現在はDIYに時間が取られるため、キャンプはしばらく行っていない。その代わり、能瀬さんに誘われてスノボを始めたそうで、なんだかんだでやはり多趣味。それだけの時間とスペースのある暮らしが羨ましい。

裏山の竹林。春になると次から次へと筍が生えてくる。写真中央の皮のついた状態なら簡単に折れるが、それ以上放置すると固くなって切るのも一苦労という(写真:筆者撮影)

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