分解して見てみると、回路や端子部分が樹脂で固められたりと、たとえ内部に水が入っても、端子が濡れないように工夫されている部分もある。努力されていることは確かなのだ。
「IP68」「IP55」などの規格は何を表すのか?
ここで、防塵と防水の等級の話をしておこう。皆さんも、IP55とかIP68という規格を聞いたことがあると思う。その規格は、このように定められている。
例えば、IPX6の「あらゆる方向からの強い噴流水による有害な影響を受けない」という性能を確認するために、アップルはこのようなテストを行っている。筆者は、このテスト環境を実際に、カリフォルニア・クパチーノにあるアップル本社近くの耐久性テスト施設で取材した。
テスト施設を持った試験機関に依頼する企業もあるが、自社でテスト設備を持っているほうがさまざまなテストをすることができる。
また、IPX7、IPX8の規格については、どのぐらいの水深に何時間つけるかといった具体的な規定はないので、それぞれデバイスによって社内規格を決めてテストを行う。例えば、現行のiPhone 17 Proの場合「最大水深6mで最大30分間」となっている。
先日、イヤホンメーカー、Shokzの深圳にあるテスト施設を見学に行ったが、そこでは水没テストを円筒形のアクリル水槽を用いて行っていた。
