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ファンに望まれない「漫画の実写映画化」なぜ続く? 炎上してもビジネスとして成立する"納得の背景"

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漫画実写映画化作品はネガティブな声にさらされることが多いが、なぜなくならないのか?(写真:yuuno177/PIXTA)
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最近では、シリーズ2作が公開されている『東京リベンジャーズ』や『ゴールデンカムイ』(少し前では『銀魂』も)、7月にシリーズ5作目を控える『キングダム』、配信ドラマシリーズと並行して2作が公開されている『沈黙の艦隊』などが高い評価を受け、興行面でも成功している。

そうしたなか、近年は製作形態もメディア展開も多様化し、前述の『沈黙の艦隊』や『ゴールデンカムイ』のように、劇場公開だけでなく、配信ドラマやテレビ放送と連動する枠組みの作品が増えている。

一方、基本的に単独出資の独自製作が多いNetflixは、シリーズ化されている『今際の国のアリス』や、続編製作が発表された『シティハンター』のほか、『ONE PIECE』や『幽☆遊☆白書』など世界中で視聴ランキング上位にランクインする話題作を多く生み出している。

また、過去に遡って漫画原作の実写映画の歴史を振り返ると、藤原竜也と松山ケンイチが夜神月とLを演じた伝説的な名作『デスノート』のほか、実写版がスタンダードになった『釣りバカ日誌』や『海猿』、キャストの好演から話題が広がった『テルマエ・ロマエ』や『のだめカンタービレ』など、さまざまなジャンルの人気作が生まれている。

ネタになる失敗作の共通点

ただ、賛否が分かれた作品も少なくない。

その代表作は、ハリウッドが実写化した『DRAGONBALL EVOLUTION』(2009年)だろう。かつてはハリウッド製作の時代劇の異世界風な描写がネタになることが多かったが、それとは次元が異なるレベルの“問題作”として名を馳せ、いまなお語り継がれる伝説の漫画実写映画になっている。

国内作品では、評価が割れた作品として、『進撃の巨人』や『推しの子』『鋼の錬金術師』『BLEACH』『ジョジョの奇妙な冒険』『CASSHERN』などがある。

評価が割れる作品に共通するのは、原作からのストーリーやキャラクター設定の大幅な改変や、主にキャスティングのミスマッチによる違和感および作品全体の陳腐化だ。

成功している作品には、キャスト陣によるキャラクターの個性の再現のほか、ビジュアル面を含めたあらゆる演出において、細部へのこだわりがにじむ。

作り手側の都合は、ファンには関係ない。原作への制作陣の愛やリスペクトを、観客が感じられるかが成否を大きく分ける。

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