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電気の軽バン「ダイハツ・e-アトレーRS」使い勝手はガソリン車と変わらなくても悩ましい価格

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3社共同で開発されたEVの軽バンのダイハツ版が「e-アトレーRS」
3社共同で開発されたEVの軽バンのダイハツ版が「e-アトレーRS」 (筆者撮影)
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ベースは同じクルマに少しだけ手を加えて、複数のブランドで販売するのが常套手段。

59年に発売されたオリジナル「ミニ」は、「オースチン・セブン」と「モーリス・ミニマイナー」の名で登場。62年になって「ミニ」に落ち着いた。ただし、69年までは2つのブランドだった。

あるメーカーが他のメーカーに車種を供給することをOEM(相手先ブランド名製造)という。これも、自動車界ではよく見られる。とりわけ、軽自動車や商用車の世界では例が多い。

ステアリングホイール中央のエンブレム以外にメーカー間の違いはない(筆者撮影)

スバルの軽自動車は、今やすべてダイハツ製。「シフォン」(ダイハツ名タント)、「シフォン カスタム」(同タント カスタム)、「シフォン トライ」(同タント ファンクロス)、「ステラ」(同ムーヴ)、「プレオ プラス」(同ミライース)という具合だ。

本来だったら、多少はメーカーの独自性を入れるのがいいだろう。たとえば、日産と三菱が折半出資で設立した株式会社NMKVでは、かたや日産「ルークス」、かたや三菱「デリカミニ」を開発。

ルークスはしゃれたインテリアなど、都会的な雰囲気で、デリカミニのほうはドライブモードを追加してオフロードにも対応するなど、両社ともブランド性をちゃんと意識している。

あえて個性を打ち出さないワケ

話をe-アトレーに戻すと、こちらは「カーボンニュートラルに感度の高い法人需要がメイン」(ダイハツ)というだけあって、ブランド性を強く打ち出すモデルではない、ということだろう。

ボディはガソリン車の「アトレー」と同じため、町中にも自然に溶け込む(筆者撮影)

そもそもダイハツ・ブランドのクルマには、一部のスポーティなモデルを別として、強い個性が感じられない。

そこにあって、法人との密接なつながりをモデル開発に生かしてきたのが、ダイハツらしいところといえる。これはスズキも同様。

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【ガソリン車の2倍以上と悩ましい価格】

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