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18歳で消費者金融に走り、600万円を後輩に渡して上京…元ヤンキーが「全財産700円」から「福祉の最前線」に立つまで

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熊谷勇太さん
重度心身障害者や医療的ケアが必要な人でも入居できるシェアハウスを運営する熊谷勇太さん(写真:筆者撮影)
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当然、目をつけられて事務所に呼び出されたが、連合チームはもともと8チームの大所帯。数の暴力で黙らせた。例え相手が反社会勢力であろうと、誰かに迎合しない姿勢は変わらなかった。

シェアハウス内の階段の手すりは、ぶつかっても痛くないように角が丸くなっていた。既成概念にとらわれない発想が随所にちりばめられている(写真:筆者撮影)

「誇れるものが何もない」不自由ない生活を捨てた朝

この頃の熊谷さんは、メンパブと呼ばれる男性キャストのバーや車屋を経営し、大金を稼ぐようになっていた。

お金もあるし、後輩にも慕われている――。

だがある朝顔を洗っているとき、鏡にうつった自分を見て、ふと「俺、何やってんだろう」と猛烈な虚無感に襲われる。

中学時代の真面目な友人たちは、それぞれ仕事をしたり、結婚したりしていたが、自分の中には誇れるものが何もない気がした。

「このままだと流れに乗って変なところに行く感覚があったんですね。自分の意志と違うところで勝手に自分の人生が決まっていくのは、負けてるみたいで嫌だったんです。それで、チームを辞めるって宣言しました」

そこから2、3日のうちに、当時住んでいた2LDKの部屋と車、50インチのテレビ、そして貯めていた600万円の現金を、後輩にすべて持っていかせた。

あの日、顔を洗いながら方向性の違いに気がつけた自分には「でかした」と声をかけたいという(写真:筆者撮影)

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【生活支援ボランティアとの出会い】

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