後編:「学歴ロンダリング」という侮蔑がもたらす日本社会の生産性低下、AI時代にこそ求められる「虚往実帰」の精神
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学歴変更を「違反」と見る人の心理
出身校という情報は、驚くほど長く人につきまとう。10年、20年経っても「あの人は○○大学出身だから」という文脈で語られることがある。その後どれだけ優れた実績を重ねても、最初に持たれた印象はなかなか消えない。
一度貼られたラベルは、努力を重ねても剥がれにくい。「しょせん、あの大学出身だから」という先入観で見られ続け、努力が見えなくなる。
人間は変わり続ける存在なのに、20歳前後の受験結果でその人の一生を縛り続けるのは、あまりに窮屈だ。今この瞬間の努力がそのレッテルに塗りつぶされる社会は、挑戦する気力を削ぎ、停滞を招くだけだ。
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【日本の文化的・歴史的な事情も無視できない】
