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"大人の学び直し"はなぜ冷笑されるのか? 「学歴ロンダリング」とさげすむ日本社会の"ドス黒い心理"の正体

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名刺交換
名刺に新しい肩書を刷ったとき、全員が前向きに受け取ってくれるわけではない(写真:Jake Images/PIXTA)

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著名人が大学院に入学・修了したと聞いても、今や誰も驚かない。国が「リカレント教育」を推進し、企業も社員の学び直しを後押しする。進学率が上昇したとしても、18歳人口の減り幅のほうが大きく、進学者数が減少し始める「2026年問題」に直面し、大学・大学院側も社会人の受け入れに活路を求める。
学び直しが当たり前になってきた今も、他人の挑戦を斜めに見る空気は消えない。「学歴ロンダリング」という言葉がその象徴だ。
学び直しを称える声と、それを箔付けと疑う目が、社会の中に並んで存在する。この言葉の裏には、日本社会の学歴観、序列意識、そして他人の成長を素直に喜べない人間心理が絡み合う。
現代の日本社会で「学歴ロンダリング」という言葉がここまで跋扈(ばっこ)する背景には、どのような事情があるのか。前編・中編・後編に分けて分析していきたい。
中編:変わり始めた大学・大学院入試のあり方は「学歴ロンダリング」に渦巻くドス黒い"偏見の壁"を打ち破るか
後編:「学歴ロンダリング」という侮蔑がもたらす日本社会の生産性低下、AI時代にこそ求められる「虚往実帰」の精神

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「学歴ロンダリング」とは何か

4月23日、東京大学大学院医学系研究科の共同研究をめぐる収賄事件の初公判が東京地裁で開かれ、元特任准教授・吉崎歩被告(46)と贈賄側の日本化粧品協会代表理事・引地功一被告(52)がともに起訴内容を認めた。「東大の名を商品に活用できれば」という引地被告の発言は、東大ブランドの力を改めて見せつけた。

有名大学の権威を意識しているのは贈賄者だけではない。大学の序列を左右する偏差値も、その権威と深く結びついている。名門校には優秀な受験生が集まり、高い偏差値が保たれ、また権威が高まる。このサイクルは、社会人の学び直しの場として広がる大学院にも及ぶ。

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【全員が前向きに受け取ってくれるわけではない】

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