後編:「学歴ロンダリング」という侮蔑がもたらす日本社会の生産性低下、AI時代にこそ求められる「虚往実帰」の精神
(外部配信先ではハイパーリンクや画像がうまく表示されない場合があります。その際は東洋経済オンラインでご覧ください)
「学歴ロンダリング」とは何か
4月23日、東京大学大学院医学系研究科の共同研究をめぐる収賄事件の初公判が東京地裁で開かれ、元特任准教授・吉崎歩被告(46)と贈賄側の日本化粧品協会代表理事・引地功一被告(52)がともに起訴内容を認めた。「東大の名を商品に活用できれば」という引地被告の発言は、東大ブランドの力を改めて見せつけた。
有名大学の権威を意識しているのは贈賄者だけではない。大学の序列を左右する偏差値も、その権威と深く結びついている。名門校には優秀な受験生が集まり、高い偏差値が保たれ、また権威が高まる。このサイクルは、社会人の学び直しの場として広がる大学院にも及ぶ。
次ページが続きます:
【全員が前向きに受け取ってくれるわけではない】
