スポーティな動力性能と、オンロードからオフロードまで幅広いフィールドで高い走破性を実現する「クロスオーバーバイク」。近年、世界のツーリング派ライダーから支持を受けているジャンルのひとつだが、その新型がスズキの「SV-7GX」だ。
2026年3~4月に開催された大阪・東京・名古屋の「モーターサイクルショー2026」で展示されたこのモデルは、1000ccハイスペックモデル「GSX-S1000GX」の兄弟車で、エンジンにはスズキ伝統の650cc・V型2気筒を搭載。1999年から続き、25年秋に惜しまれつつも生産終了となったカウルレスのネイキッドスポーツ「SV650」シリーズの心臓部を復刻させているのだ。
スポーツモデルからクロスオーバーへの転身。もともと、幅広いライダーが扱いやすい特性に定評のあった伝統的エンジンを活かした最新ツアラーは、果たしてどのような実力を有するのか。当記事では、そんな最新のスズキ注目モデルを、東京モーターサイクルショー2026で取材。実際に車両へまたがってみた印象も含め、主な特徴を紹介する。
クロスオーバーモデルとは
SV-7GXは、ツーリング向けバイク、いわゆるツアラーのなかでも、とくにクロスオーバーというジャンルに属するモデルだ。
近年のツアラーモデルには、大きくわけるとスポーツツアラー、アドベンチャー、クロスオーバーといったタイプがある。いずれも大型のウインドスクリーンやアップライトなポジション、大容量の燃料タンクなどで、長距離ツーリングでも快適かつ利便性が高い装備を持つことが共通点だ。
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【ミドルクラスのクロスオーバー「SV-7GX」】
