エンジンには、前述のとおり、SV650やビキニカウル付きの「SV650X」と同系の90度バンクの645cc・V型2気筒を搭載。約26年にわたり存続してきた伝統のエンジンを継承する。もともと、このエンジンは、低回転域での鼓動感や、中回転域からの力強い立ち上がり加速、高回転域までのスムーズな出力特性などが特徴。それをスリムで軽量な車体に搭載することで、400cc以上のクラスとしては、かなり軽快な走りを魅力としていた。
一方、SV-7GXでは、そのエンジンをベースに、最新技術を数多く搭載する。まず、アクセル操作によるエンジン制御などについて、従来のワイヤー式から電気信号でECUに伝える「電子制御スロットル」を採用。SV650シリーズ生産終了の要因といわれる、最新の排ガス規制への対応もしっかり行っている。
最新の電子制御システムを採用
また、独自の電子制御システム「S.I.R.S.(スズキ・インテリジェント・ライド・システム)」も搭載。これは、さまざまな先進システムの総称だ。たとえば、道路状況やライダーの技量に合わせ、エンジンの出力特性を調整できる「SDMS(スズキ・ドライブモード・セレクター)」。SV-7GXでは、出力特性を3つのモードから任意に選択できる。
また、タイヤの空転を検知してエンジン出力を制御する「トラクションコントロール」、クラッチ操作なしでシフトのアップ・ダウンが可能な「双方向クイックシフター」なども採用。これらにより、安心かつ快適なライディングをサポートする。
なお、今回の国内展示モデルでは、出力などのスペックは公表されていない。参考までに、欧州仕様の場合は、最高出力54kW(73.4PS)/8000rpm、最大トルク64N・m(6.5kgf-m)/6800rpm。SV650が最高出力53kW(72PS)/8500rpm、最大トルク63N・m(6.4kgf-m)/6800rpmだったので、スペック上の出力などには大きな違いはなさそうだ。
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【SV650をベースにアップデートされた車体】
