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血流の乱れこそが「老化と病気」の出発点 実は20歳過ぎから始まっている《心臓の老化》が生む"負のスパイラル"とは

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心臓の老化が引き起こす「負のスパイラル」とは(写真:Luce/PIXTA)
  • 上月 正博 東北大学名誉教授、山形県立保健医療大学理事長・学長

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若さを左右している本当の正体は、意外にもシンプルです。それが「血流」です――。こう語る東北大学名誉教授の上月正博氏によれば、血流の源とも言える心臓は、実は20歳を過ぎる頃から少しづつ「老化の坂」を下り始めているそうです。
本稿では、加齢によって負担が蓄積され、心臓の機能が低下することでもたらされる深刻な「負のスパイラル」について、上月氏の著書『100歳まで元気な心臓の育て方100』から一部を抜粋・編集する形で詳しく解説します。

「血流の乱れ」こそ、老化と病気の出発点

私たちは「若さ」という言葉から、肌のハリや筋力、見た目の印象を思い浮かべがちです。しかし、体の内側に目を向けると、若さを左右している本当の正体は、意外にもシンプルです。それが「血流」です。

血液は、酸素や栄養を全身の細胞に届け、同時に老廃物を回収する役割を担っています。血流がスムーズであれば、細胞は新陳代謝を保ち、臓器や組織は本来の働きを発揮できます。

逆に、血流が滞るとどうなるでしょうか。必要な酸素や栄養が届きにくくなり、老廃物がたまりやすくなります。この状態が続くと、体は確実に老化へと傾いていきます。

たとえば、肌のターンオーバー(生まれ変わり)も血流と深く関係しています。血行が悪くなると、肌細胞の新陳代謝が乱れ、くすみやシワ、乾燥といった老化サインが現れやすくなります。

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【肌に限った話ではない】

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