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12時間で認知症のリスクが63%UP 健康寿命を縮める「座りっぱなしの害」を帳消しにする習慣〈最新データを紹介〉

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座っている人
運動習慣があってもダメ?「座りっぱなしの害」を帳消しにする習慣とは――(写真:mits/PIXTA)
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すると、「30分ごとに5分歩く」という条件だけが、血糖値と血圧の両方を有意に改善し、食後の血糖スパイクを58%低下させました。歩くスピードは時速約3km(散歩程度のゆっくり歩き)でも効果が認められており、必ずしも激しい運動は必要ありませんでした。

一方、30分ごとに1分だけ歩く条件では、血糖改善の効果は限定的でしたが、血圧の低下効果は認められていました。

トイレや給湯室に行くなどでちょっと席を立つ場合は、できれば5分ぐらい席に戻らず、ある程度は体を動かす。それが座りっぱなしの害を相殺し、健康を保つ秘訣と言えるのかもしれません。

座りっぱなしは現代人の怠慢ではなく、環境がそうなっているからです。

筆者が研究者の三浦基(もとい/現・医療法人社団フェリオス東京日帰り手術クリニック)氏らと行った日本のデスクワーカーを対象とした今年発表の研究では、在宅勤務の頻度が高い人ほど、1日8時間以上座っている傾向がありました。

出勤していれば自然に生まれていた通勤・駅までの歩行、部署間の移動、同僚との立ち話といった細かな活動がなくなることで、本人が意識しないうちに座りっぱなしの時間が延びていくのです。

ただ、これは在宅勤務が悪いというわけではありません。むしろ細かな活動がしにくい分、意識的に「30分経ったら5分立つ・歩く」という行動をとりましょうということを、示していると言えます。

「30分に1度立つ」を仕組みに

では、具体的にどうすればよいのでしょうか。カギとなる考え方が、「エクササイズ・スナック」です。

まとまった運動を一度に行うのではなく、1〜5分程度の短い動きを1日の中で、スナックをつまむように何度も挟むことをいい、運動習慣のない人にも取り入れやすいというメリットがあります。

先に「30分ごとに5分歩く」ことが健康(血糖値や血圧改善)によいという研究結果を示しましたが、大事なのは、座りっぱなしを解消するために、少しでも体を動かすことです。

次ページが続きます:
【エクササイズ・スナックとは?】

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