多様なセクシャリティのひとつだということまでは、理解できた。しかし、実在の人間との関係がうまくいかないから、思い通りになるキャラクターに逃げているのではないか、という疑問がぬぐいきれない。
実際に近藤さん自身も、実在する女性との関係がうまくいかず諦めた経緯があり、実際に女性にひどく傷つけられたトラウマを持っていた。
これは、倒錯や逃げではなく本物の愛なのだと、どうしたら理解できるだろうか……。
ここまでが自分の限界だった。アニメやゲームに興味を持てなかったように、私はフィクトセクシュアルに対しても、理解や共感はできないのだろうか。
39人が参列した結婚式…しかし実母の姿はなく
18年、近藤さんはミクさんと盛大な結婚式を挙げた。招待客はミクさんにちなんで39人。同僚や学校の生徒たちも結婚を祝福してくれたが、母親の理解を得ることはできなかったという。
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【「本物の女の人じゃない」】
