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「褒める・叱らない・見守る」をがんばる親ほど苦しくなる理由「子育てSNSを真に受ける人」が陥りがちな"3つの誤解"

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わざとらしい褒め方は、子どもにすぐに見抜かれてしまう(写真:hidez / PIXTA)
  • 石田 勝紀 教育デザインラボ代表理事、教育専門家
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誤解その1:「子どもをどんどん褒める」

子どもは“わざとらしさ”を本能で見抜いている

「褒めて育てる」という言葉が広く知られるようになり、多くの親御さんが積極的に子どもを褒めようと努力されています。確かに、自己肯定感を育むために「承認」は重要な要素です。しかし、ここに大きな落とし穴があります。

大げさな称賛は信頼を損なう原因になる

子どもたちは、私たち大人が思っている以上に敏感で観察力に優れています。場違いなタイミングでのわざとらしい褒め方は、子どもにすぐに見抜かれてしまいます。

例えば、何気ない行動に対して過剰に「すごいね!」「えらいね!」と反応したり、できて当然のことに大げさな称賛を送ったりしていないでしょうか。このような義務感からの褒め方は不自然に映り、かえって信頼を損なう原因になります(幼少期は効果がありますが、成長とともに通用しなくなります)。

また、何でも褒められることで、子ども自身が「本当の自分の力」を見極める機会を失うこともあります。不適切な褒め方は、自己評価を歪め、褒められることを目的とした行動を生み出してしまう危険性があります。

大切なのは、心から感じたことを自然に伝えることです。努力や工夫、成長に気づいたときに、それを素直な言葉で伝える。それが本来の「褒める」です。

また、そこで「褒める」以上に重要になるのが「承認」です。承認とは、SNSの「いいね」のようなもの。大げさに称賛するのではなく、軽いテンションで「いいね」と伝える感覚です。

たとえば、子どもが学校から帰ってきて靴を揃えたとします。ここで「すごい!偉いね!」と大げさに反応するのではなく、視線を合わせて「お、揃えてくれたんだ。いいね」と一言。これだけで十分な“承認”になります。

このライトな関わりは相手に違和感を与えにくく、日常の中で繰り返し使えるのが最大の利点です。「褒める」はここぞの場面で、「承認」は日常的に……この使い分けができると、子どもとの関係はぐっと楽になります。

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【「叱る」と「怒る」はまったく別物】

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