「サイズはあってないようなもの」と言われても、筆者の頭の中には「結局、袖や丈が余って、高いお直し代がかさむのでは?」「百貨店の高い服を無理やり買わされるのでは?」と懐疑的になった。しかし、プロの提案は違った。
勧められたMidiUmi(ミディウミ)のブラウスに腕を通すと、たいてい断念する袖の長さも、手首にしっかり留まる「袖口のボタン」があるデザインだったため、お直し不要で自然に着こなせたのだ。
また、シルク入りの落ち感のある素材だったことから、肩幅や身幅が広くても体に沿ってすっきりと馴染んだ。その後も、「直しに出さなくても、きれいに着られる服」を、プロの目利きで試着を繰り返した。
凹凸感を見せるより縦長のラインをどう出すか
さらに、小柄な人が最も気にするバランスについても、目から鱗のアドバイスを受けた。
低身長の筆者は、「小柄だからこそ、ウエストの位置を高く見せなければならない」と言う常識があった。脚長効果を狙ってのことだ。
だが、小松さん曰く、「ハイウエストにしすぎると、上半身が短く見えて不自然になってしまうんです」とのことだった。たしかに、トップスの裾をズボンやスカートに入れすぎると、どことなく野暮ったさが出てしまう。
「小柄な方は、凹凸感を見せるよりも、縦長のラインをどのように出すかがポイントになります。今は少しオーバーサイズのシルエットがトレンドですが、ただ緩く着るだけではなく、全体的に縦長を意識してバランスを取るんです 」(小松さん)
例えば、トップスをパンツにインしてウエスト位置を見せる場合、ハリのある生地だと膨らんでバランスが悪くなってしまうが、ストンと落ち感のある素材ならすっきりとまとまる。
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【素材や高級感、年齢相応に見せる方法】
