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昨年、結党70年を迎えた自民党が、今年4月の党大会で「自画像」と位置づける新たな党のビジョンを公表した。党ホームページに掲載された文書はA4判14枚、約1万2000文字に及ぶ。原案に対して、高市早苗首相が多くの修正を求めた末に取りまとめられたものである可能性があることが、筆者の取材で見えてきた。この文書を素材にしながら、首相就任半年が過ぎた高市氏の実情を探る企画「消えた反省 ~自民70年ビジョンを読む~」(計3回)。第2回は、結語の「常若(とこわか)」に込められた思いを深掘りする。
70年ビジョンをめぐる報道で多かったのは、憲法改正をめぐる表現についてだった。
・「自民 憲法改正へ『総力結集』 結党70年 新ビジョン公表」(読売新聞4月11日朝刊)
・「改憲『死活的な課題』 自民結党70年 新ビジョン公表」(毎日新聞4月11日朝刊)
・「自民が新『ビジョン』を公表 結党70年、改憲を強調」(産経新聞4月10日電子版)
憲法改正は見出しにしやすい。戦後日本政治の大きな対立軸であり続け、自民党は「党是」としてきたし、今回の文書でも「死活的に求められる」との強い表現が用いられているためだ。
ただ、文書全体を丁寧に読み込むと、現在の党内力学に対する微妙な違和感が、行間から浮かび上がる。
1つは「高市1強」とも評される党内情勢に対する柔らかな忌避だ。
例えばこのくだりである。