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ライフ #廃墟モールの経済学

明るい廃墟からやや改善も"致命的な欠点"が…千葉ニュータウンの「モール廃墟化」の歴史と、ロピアでも復活しきれぬ現実

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BIG HOPガーデンモール印西
「BIG HOPガーデンモール印西」の廃墟化と復活が示すものとは?(写真:筆者撮影)
  • 坪川 うた ショッピングセンター研究家・ライター

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ガラガラで人がいない。空き区画だらけ。BGMだけが虚しく響いている――。日本各地に、そんな「廃墟モール」が存在する。
かつて繁栄した商業施設は、なぜ廃墟になってしまったのか? 理由を探ると、7つの要因が見えてきた――この連載では、大手ショッピングモール会社での勤務歴を持ち、プライベートでも500以上のモールを巡ったライターの坪川うたさんが現地を実際に訪れてリポート。廃墟モールが生まれる理由をひもといていく。

前編では、一時「明るい廃墟」などといわれ、現在はその状態を脱しつつある「BIG HOPガーデンモール印西」の現状をリポートした。そして廃墟化した要因は、①競合施設の存在、④動線の設計ミス、⑤施設規模の不適合、⑥運営会社の破綻であると分析した。

後編では似た境遇の事例を挙げ、モールが廃墟化する要因をより深く考察する。

廃墟モールから復活傾向

「BIG HOPガーデンモール印西」は2007年9月にアウトレット店舗を集めたモールとしてオープンした。UR都市機構により96年から開発された千葉ニュータウン内に立地しており、印西牧の原駅前からすぐ近くである。

ところがオープンした時点ですでに周囲の競合環境が厳しく、空き区画が存在していた。

印西牧の原駅前にある「BIG HOPガーデンモール印西」(写真:筆者撮影)
【写真を見る】明るい廃墟からやや改善も"致命的な欠点"が…千葉ニュータウンの「モール廃墟化」の歴史と、ロピアでも復活しきれぬ現実(17枚)

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【アウトレットから日常利用のモールに転換され復活傾向に】

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