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三菱「デリカD:5」…フルモデルチェンジから19年目に販売台数は過去最高、S-AWC搭載のマイチェンで走りに磨き

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三菱自動車のミニバン「デリカD:5」。フルモデルチェンジから19年でも販売は好調だ(写真:筆者撮影)
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一方で、これまでD:5にS-AWCを搭載していなかったのが不思議に思えてくる。

実はD:5、昨年まではなんと4WDと2WDの手動切り替え式のAWDだった。開発者に聞くと、19年のマイナーチェンジの時にフルタイムAWD化の話があったそうだ。が、当時は手動で切り替えるアクションがマニア的で、タフなイメージを持つデリカファンにはいいだろう、という判断をしたという。

しかし、今年のマイナーチェンジでは、「時代的に切り替え式はさすがに古さを感じるので、S-AWCを搭載しました」と説明してくれた。

4つのドライブモードの特徴は

そのS-AWC搭載のD:5には、ドライブモードがノーマル、エコ、スノー、ラリー用語で未舗装を意味するグラベルの4モードがあり、S-AWCと連動している。路面状況に応じてドライバーがモードを選択することでS-AWCの介入レベルを変えることができる。「切り替え式」を残しているとも言えるのだ。

ノーマルは、さまざまな路面環境に応じて4輪の駆動力と制動力を適切にコントロールすることで、走行性能と燃費性能を両立できるバランス型。エコは、S-AWCが連動しない前輪駆動の走行となる。走行抵抗は減り、燃費が良くなるモードだ。

グラベルは砂利道や未舗装路、ぬかるみなどで力を発揮する。加えて、雨の日の高速道路や舗装されたワインディングをスポーティに走るような状況でも有効。このグラベルモードでは積極的にS-AWCが稼働するため、旋回性能が上がりスポーティなコーナリングができる。また、雨の高速道路では轍(わだち)に溜まった水でハンドルが取られるといったことが軽減される性能を発揮してくれる。

スノーはその名の通り、雪道や凍結路など滑りやすい路面でのスリップを防止し安心して走行できるモードだ。

雪道の走行でも高い安心感。カーブでは外に膨らまずにスムーズに旋回できる(写真:筆者撮影)

今回のデリカD:5のマイナーチェンジはS-AWCを搭載したことがハイライトで、試乗インプレッションのポイントはS-AWCの体感だ。

次ページが続きます:
【試乗で感じたS-AWCの実力】

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