週刊東洋経済 最新号を読む(5/23号)
東洋経済オンラインとは
キャリア・教育

《「しかし」の後を読め》東大合格者が自然に使う"読み方スキル"【教え子5人に1人が東大合格!元進学校国語教師が解説】

4分で読める
バインダーを持つ女性
「議事録や資料を読んでも結論がつかめなかった」という経験はありませんか?(写真:hanack/PIXTA)
  • 市野瀬 早織 元渋谷教育学園渋谷中学高等学校 国語科専任教諭 市野瀬教育研究所 所長
2/3 PAGES
3/3 PAGES

AとBとの「主張」の違いは「逆接表現」の役割上、こうなります。

A「あの子はかわいい。だが、性格が悪い」
  →【主張:あの子は性格が悪い】
B「あの子は性格が悪い。しかし、かわいい」
  →【主張:あの子はかわいい】

「小学生あるある」でいえば、Aは小学生女子が同じクラスの男子にモテモテの女の子にやきもちを焼いての発言。

Bのほうは同じクラスの男子の目線かもしれません。「性格が悪いのは知っているけれど、かわいいから許しちゃうんだよなぁ……」という、女子に反感を買いやすい発言ですね(笑)。

このように解釈しただけでも、同じ内容が書かれた文であっても「主張は違う」ことがあることもご理解いただけるのではないでしょうか? 

「逆説表現」のあとは重点的にチェック

とくに、「しかし」「しかしながら」「でも」に代表される逆接表現のあとに来るのは、本文全体の要となる主張であることが多いので、重点的にマークしてみてください。

今回の例では、説明のために単純な文章を使いましたが、社会人のみなさんは、長い文章を読まなくてはならないことも多いでしょう。

その場合、こうした「定位置」や、「逆接のサイン」といったルールを駆使しながら、ひとつ理解したら、どんどん先に展開する論に目線をずらしていくことも、とても重要な「読み方スキル」です。

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

キャリア・教育

人気記事 HOT

※過去1週間以内の記事が対象