書き手の主張がより明確に示されやすい接続表現のひとつに、「逆接表現(だが、しかし)」があります。
「逆接表現」は、主張を際立たせるためのサインで、その直後こそが、主張が置かれやすい定位置です。
「逆接表現」を見つけたら、そのあとの一文に、いつもより少しだけ意識を向けてみてください。文章の輪郭が、はっきりと浮かび上がってくるはずです。
似たような文章も「主張」はまったく異なる
次の2つの文をご覧ください。
B「あの子は性格が悪い。しかし、かわいい」
この2つの文を読んで、あなたはどんなことを感じましたか?
2つの文では「あの子」という人物について「かわいい」「性格が悪い」という2つの情報を提示しています。
その視点で見ると、一見同じ意味内容を示しているように思えますよね。
ところが、「逆接表現」の役割を厳密に知っていくと、じつはAとBとでは、書き手の主張はずいぶん違うことがわかるのです。
いったい、どういうことなのでしょうか?
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【「重点的にマークすべき」ポイントは?】
