スバルはアウトドアや実用性の広さ、マツダは通勤や一人のドライブとの相性、レクサスは高級感をともなう移動の快適さがそれぞれ強みだろう。
そうした中でボルボは、家族での移動や旅行を含めた「生活の質を高める実用品」として置かれており、輸入プレミアムでありながら、生活に根差した選ばれ方、使われ方をしていると言える。
付け加えると、ボルボの特徴は車両そのものだけではない。
「店舗選択の重視点」を見ると、購買体験の違いも見えてくる。ボルボで目立つのは「セールススタッフの対応がよいこと」で、4ブランド中トップだった。
この傾向は満足度にもつながっている。購入店の総合満足度を5段階で聞いたところ、トップの「非常に良い」がボルボは46%で4ブランド中トップ。2位以降は、レクサス41%、マツダ34%、スバル30%であった。
ボルボが商品力だけでなく、販売店での体験も含めて支持されていることが見えてくる。高価格帯のクルマだからこそ、単に欲しい車種があるだけでは足りない。
スタッフがきちんと説明してくれるか、アフターサービスに安心感があるか、価格や条件に納得できるか。その総体としてボルボは評価されているのだろう。
それぞれのイメージは?
最後にメーカーイメージを見ると、ここまでの選ばれ方がどんなブランド像につながっているかがわかる。
ボルボは「センスのよい」「洗練」が高く、この点ではレクサスと近い。一方で「ステータス性の高い」はレクサスよりかなり低く、外から見てわかりやすい高級感を誇示するブランドではないことも浮き彫りになった。では、スバルに近いのかというと、それも違う。
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【ボルボの課題は「挑戦的」「夢のある」スコアの低さか】

