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ボルボ購入者は国産車ユーザーと何が違うのか? レクサス/スバル/マツダと購入者データ分析で見えた独自性と課題

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スウェーデンという他とは異なる出自のボルボはどんな志向の人に選ばれているか?
スウェーデンという他とは異なる出自のボルボはどんな志向の人に選ばれているか?(写真:ボルボ・カー・ジャパン)
  • 三浦 太郎 インテージ 自動車アナリスト
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「購入車を気に入った点」を見ると、ボルボの特徴はさらに明確になる。

 

「安全性への配慮」は4ブランド中で最も高く、スバルを上回る。加えて「乗り心地」も微差とは言えトップで、「静粛性」や「環境問題への配慮」も他ブランドより高い。

「スタイル・外観」も高いが、これはスバルが62%とやや低いのを除き、どのメーカーも共通で高スコアを示している点に留意が必要だ。

スバルは安全面に強く、レクサスは快適性や上質さが際立つ。マツダもデザイン面で存在感がある。

マツダの3列シートSUV「CX-80」(写真:マツダ)

だがボルボは、それらが別々ではなく、まとまった形で評価されている。安全性だけが突出しているのではなく、乗り心地、静粛性、環境配慮まで含めた総合的な納得感で選ばれているのだ。

前回のドイツ御三家比較でも、ボルボは「スタイル・外観」に加えて「安全性への配慮」「乗り心地」「静粛性」が高かった。比較相手が国産車に変わっても、この傾向は大きくは変わらない。

ボルボで支持されているのは、わかりやすい華やかさではなく、長く付き合う中で感じる安心感と快適さなのだろう。

「使用用途」に見るボルボの特徴

「購入時に想定した使用用途」を見ると、ボルボは使われ方にも特徴がある。ボルボでは「1泊以上の旅行」が高く、レクサス、スバル、マツダを上回る。「ゴルフ」も高めで、レジャー用途でも存在感があった。その一方で、「通勤・通学」や「一人でのドライブ」はスバルやマツダより低い。

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【「特別な1台」より、上質な日常の道具として】

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