興味深いのは支払い方法だ。ボルボは現金一括の比率が4ブランド中で最も低く、4割ほど。一般ローンや残価設定型ローン(残クレ)の利用が目立つ。ボルボは「余裕があるからなんとなく買うクルマ」ではないことが見えてくる。
購入時の前提条件とBEV率に表れるボルボらしさ
購入時の前提条件(複数回答)のデータでは、各ブランドの性格の違いが表れた。
ざっと紹介すると、「購入予算」を重視するのはマツダ38%、スバル34%の2ブランドにおいて高く(ボルボ26%、レクサス25%)、価格感度の高さがうかがえる。
ボルボも予算を無視しているわけではないが、スバルやマツダほど予算主導ではない。レクサスでは「メーカー」が62%と他より少し強かった(ボルボ54%、スバル58%、マツダ47%)。
ボルボで目を引くのは、電動化との距離感である。
購入したクルマのパワートレイン構成を見ると、ボルボはガソリン車とディーゼル車がゼロで、ハイブリッドが68%、PHEV(プラグインハイブリッド車)が14%、BEV(電気自動車)が18%だった。
レクサスもハイブリッド比率は70%と高いが、BEVは2%にとどまる。スバルはガソリン62%であり、マツダはガソリン42%、ディーゼル30%。現在、ボルボは純エンジン車を販売していないので電動化比率100%は当然であるが、BEV比率が高いことには注目したい。
ボルボはここ数年間でBEV、PHEVへ傾倒した商品開発を進め、広告でも頻繁に訴求している。レクサスが高級国産車としてハイブリッドを広げてきたのに対し、ボルボはよりゼロ・エミッションにこだわりブランディングしてきていることが、ラインナップからも改めてわかる。
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【決め手は「安全」だけではない】


