東洋経済オンラインとは
政治・経済・投資 #株主総会2026

ロート製薬、投資ファンドが創業家会長の「解任」を要求/成果の見えない「再生医療」に問われるガバナンス体制

4分で読める 有料会員限定
目薬で知られるロート製薬だが、実は再生医療に多額の資金を投じている(編集部撮影)

INDEX

東京証券取引所プライム市場に上場し、目薬やスキンケア商品「肌ラボ」で知られるロート製薬に対して、投資ファンドが山田邦雄代表取締役会長の解任を求める株主提案を行ったことがわかった。

「ロート製薬の目を覚ます」。4月30日、刺激的な表題のキャンペーンを立ち上げたのはイギリスの投資ファンド、アセット・バリュー・インベスターズ(AVI)。6月に開催予定の定時株主総会において、創業家4代目となる山田会長の解任を求める株主提案を行ったという。

1999年から27年間にわたりトップに君臨する山田会長に対して、AVIが問うたのは「ガバナンス不全」だ。

ロート製薬がのめり込む「再生医療」

「対話の強度をもう一段上げて、マネジメントの責任を問う必要があると感じた」。AVIの坂井一成・日本調査責任者はそう話す。

AVIは2024年6月からロート製薬への投資を始め、現在は発行済み株式の2%を保有する第6位の大株主だ。会社側と水面下で対話を重ねたものの、株価が低迷する中での転換社債の発行や高額なM&A、そして役員との面談の機会が限られたことに業を煮やし、25年4月に経営課題を列挙したプレゼン資料を公表した。

とはいえ、昨年は「対話を深めることを優先し、株主提案は見送った」(坂井氏)。当のロート製薬も、AVIが求めていたスキンケア用品の値上げに踏み切るなど、歩み寄りを見せたかに見えた。だが、最大の火種はくすぶったままだった。ロート製薬が多額の資金を投じている「再生医療」だ。

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

政治・経済・投資

人気記事 HOT

※過去1週間以内の記事が対象