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「わが子の時は何もできなかった」——元IT管理職が56歳で退職し「引きこもり」の若者を救う「塾」を開いた信念

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塾生とコーチたち
「八おき塾」のランチ会のため、食事を作る塾生とコーチたち(写真:八おき塾提供)

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おじさんの罪滅ぼしのおせっかい

東京の大学に合格して上京し、一人暮らしを始めたものの、コロナ禍の大学生活で深い孤独を抱いたトモアキさん(仮名)。学業やバイトで挫折し、やがて引きこもるようになってしまった。大学2年の秋、心配した両親によって地元・福岡へ連れ戻されたものの、実家でも引きこもりは続いた(詳しくは、前編参照)。

そんなトモアキさんと家族に救いの手を差し伸べたのが、福岡わかもの就労支援プロジェクト「八おき塾」(福岡市博多区)だった。

代表の鳥巣正治さんがこの塾を始めたのは11年前のことだ。IT企業に勤める管理職だった鳥巣さんは、社内の若手社員の支援をしてきたいわば支援のベテランだ。

「当時は社員の相談に乗る役割をしていて、コーチングを学んだのもそれがきっかけです」(鳥巣さん)

講演会で話す鳥巣さん(写真:八おき塾提供)

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【なぜ「八おき塾」を立ち上げたのか?】

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