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5分で学ぶ【学習する組織】「考えているのに判断を間違える人」の共通点…優秀な人ほど陥る罠から抜け出すMIT流"思考の枠組み"とは

7分で読める
上司と資料を検討する部下
経験豊富なマネジャーが判断を誤る、議論を重ねるほど方向性が固定化する……、なぜこのようなことが起きるのか(写真:nonpii/PIXTA)
  • 原田 勉 神戸大学大学院経営学研究科教授
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興味深いのは、この問題が特に「優秀な人」に強く現れる点である。優秀な人ほど、

・論理的に考える力が高い

・リスクを精密に評価できる

・矛盾のない判断を志向する

その結果、

既存のセオリーの中で、より整合的な思考を行う。

しかしこれは裏を返せば、

セオリーそのものを疑う機会が減る

ということでもある。結果として、

・思考は洗練される

・しかし、前提は固定される

という状態に陥る。

学習する組織とは何か

キムが提示する「学習する組織」とは、この問題を構造的に乗り越える仕組みを持つ組織である。その本質はシンプルである。

行動とセオリーが往復する構造を持っていること

である。

・行動する 
・フィードバックを得る
・セオリーを更新する
・再び行動する

この循環が回ることで、組織は環境変化に適応し続ける。逆に、この循環が止まると、

・行動は繰り返されるが学習は起こらない

・経験は蓄積されるが意味は更新されない

という状態になる。

では、この循環がうまく回っている組織とはどのようなものか。典型的なのは、製造業における継続的改善の現場である。たとえば、ある工場では、不良が発生した際に単に対処するのではなく、次のプロセスを繰り返している。

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【セオリーの更新だけが、学習を生む】

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