その結果を見ると、特に賃貸物件で、こうした用語が根拠なく使われていた。掘り起こしたら、特定用語が色々な使われ方をして、ザクザクと出てきたわけだ。そのなかから、3つのキーワード検索の結果を紹介しよう。
まず、コスパ最強や立地最強などの「最強」が使われていたのは、すべて賃貸物件だった。アクセス抜群や日当たり抜群などの「抜群」が使われていたのも、賃貸物件が93.6%を占めた。「コスパ最強」や「アクセス抜群」などは日常生活でもよく使われているので、若い世代にはなじみのあるワードなのだろう。ただし、根拠なく物件情報で使うのはルールに違反する。
最も多く使われていたのは、「#格安物件」の181件だ。「#」(ハッシュタグ)を使って、より検索性を高めようとしていることがうかがえる。「#希少物件」(30件)も同様だが、引きのあるワードで検索してもらい、ダイレクトメールなどにつなげて、顧客を呼び込みたいということなのだろう。
ルールを知らなかったでは済まされない
同協議会では「不動産ポータルサイトやホームページと違い、SNSを使った不動産広告は、不動産事業者単位で行われているほか、その従業員等が個人の判断で行っていると思われるものも多く、他社の広告への対抗上、合理的根拠がないのに安易に特定用語を使ってしまっているとも考えられる」と分析している。
この調査結果を踏まえて、同協議会では、全国の不動産会社に対して「ポータルサイトもSNSもインターネットを介して行われる不動産広告であり、ルールは同じである」ということを周知啓蒙していきたいという。
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【SNSの不動産情報には消費者も注意を!】
