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平成のエモい文化に再注目…《ポケベル》が令和に愛されるワケ 「14106」「999」「724106」「49106841」などが懐かしい

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手で持ったポケベル
「ポケベル」の魅力に迫る(写真:Rue Chan / PIXTA)
  • 高橋 暁子 成蹊大学特別客員教授/ITジャーナリスト
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最盛期の96年には1061万回線を超える人気だったが、携帯電話の登場によって人気は下火となっていった。国内で唯一ポケベル事業を続けていた東京テレメッセージがサービスを終了したのが、2019年9月のことだ。

絵文字で暗号のようにやりとり「令和のポケベル」

何と、“令和のポケベル”ともいうべきおもちゃも登場している。

ある40代女性は、「安いのに離れた相手とポチポチできるし、文字が読めなくても絵文字でやりとりして楽しめるから、4歳の娘が気に入って使っている。自分が子どもの頃していた交換日記の秘密の暗号みたいで楽しい」と言う。「これなら文字も送れないし、知らない人とつながらなくて安心」。

「emojam(エモジャム)」は、1400種以上の絵文字を使ってやりとりできるコミュニケーションデバイスだ。絵文字、顔文字を最大10個組み合わせて暗号のようなメッセージを作成し、通信を行うことでコミュニケーションできる。

Wi-Fiに接続すれば、離れていてもemojam同士でやりとりできるため、スマホやケータイにはまだ早い小学生や未就学児などへのプレゼントとして人気のようだ。アクセサリーのようなストラップがついたアイス型のケースなども用意されており、自分らしくデコりたい心理にも応えている。

友だち登録には、物理的に本体底面を接触させる機能が採用されており、知らない人とつながることはない。絵文字同士なので、攻撃的な言葉などを回避できるのも安心な点だ。AIボットが複数用意されており、ひとりでもAIボットとやりとりして楽しむこともでき、新しい絵文字の作成などもできるという。

YouTubeのセガ トイ情報局チャンネルの紹介動画には、「めっちゃ可愛い!買います!ポケベル憧れていたんですよ(涙)」「平成?とかにあったポケベルに憧れていたから嬉しい!」などのコメントが複数ついている。

ポケベルへの憧れが根強かったこと、当時手に入れられなかった層が疑似体験ができるものとして人気となっている面があるようだ。

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【ポケベル風アプリも誕生】

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