組織に価値をもたらせる人材か
前回は、元産業能率大学入試企画部部長で現在は大学リノベーターとして活動する林巧樹氏への取材を基に、大学職員が企業や自治体の人材に直接アプローチする「スカウト採用」の実態を明らかにした。
今回は視点を変え、採用する側(大学)の論理に迫る。桜美林大学学長畑山浩昭氏への取材を基に、その選考プロセスと評価基準の実態を読み解く。
桜美林大学は、代々木ゼミナールが発表した2026年度の志願者数増加ランキング(私立大学)で1位となり、学習塾や学校関係者から今、大学改革の面でも注目を集めている。マサチューセッツ工科大学経営大学院(MIT)でMBAを修了した学長の畑山氏の評価軸には、経営的合理性と長期的視野が色濃く表れていた。単なる学術的評価にとどまらず、「組織に価値をもたらすか」という観点が、採用判断の根底に流れている。
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【大学拡大期は教員採用の好機】
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