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キャリア・教育 #アカデミックシフト 社会人から大学教授になる方法

「実績だけで決まらない」、桜美林大学学長が語る本音の選考基準。アカデミックシフト 社会人から大学教授になる方法⑧

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畑山浩昭氏
「規模拡大期の大学は、教員採用の好機となる」と話す桜美林大学学長畑山浩昭氏(写真:シロタコウジ)
  • 西田 浩史 追手門学院大学客員教授、ルートマップマガジン社取締役・編集長

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追手門学院大学客員教授でもある西田浩史氏が、大学教員の「選別ロジック」の実態を解き明かす連載の第8回(隔週連載)。
社会人として一定の実績を積んだ後、「自分の経験・知識を次世代に伝えたい」と考え、大学教員への転身を志す人は少なくない。しかし、大学経営が厳しさを増す中で、実務家教員として採用されることは決して容易ではない。大学側がどのような基準で社会人を評価し、どのようなプロセスで採用しているのか。今回は、桜美林大学学長畑山浩昭氏への取材を基に、その実態を読み解く。

組織に価値をもたらせる人材か

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前回は、元産業能率大学入試企画部部長で現在は大学リノベーターとして活動する林巧樹氏への取材を基に、大学職員が企業や自治体の人材に直接アプローチする「スカウト採用」の実態を明らかにした。

今回は視点を変え、採用する側(大学)の論理に迫る。桜美林大学学長畑山浩昭氏への取材を基に、その選考プロセスと評価基準の実態を読み解く。

桜美林大学は、代々木ゼミナールが発表した2026年度の志願者数増加ランキング(私立大学)で1位となり、学習塾や学校関係者から今、大学改革の面でも注目を集めている。マサチューセッツ工科大学経営大学院(MIT)でMBAを修了した学長の畑山氏の評価軸には、経営的合理性と長期的視野が色濃く表れていた。単なる学術的評価にとどまらず、「組織に価値をもたらすか」という観点が、採用判断の根底に流れている。

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【大学拡大期は教員採用の好機】

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