大学職員が自らスカウト
前回は、河合塾での約2万人指導と著書が研究業績として認められ、異例のスカウトで大正大学の専任講師ポストを得た中塚光之介さんの事例を紹介した。
近年、大学教員が人材をスカウトするケースは知られているが、実は大学職員が自らスカウトを行う動きが増えつつある。本稿では、これまで大学教員が主に担っていた人材発掘の役割を、今、大学職員がどのように引き受け始めているのか——。この動向に詳しい、元産業能率大学入試企画部部長で、現在は大学向け募集戦略セミナーの講師を務める、大学リノベーターの林巧樹さんの証言と、筆者の23大学の独自調査を基に、そのスカウト側の視点を明らかにする。
一般的に大学教員の採用とは、「公募で選ばれる」という建前で語られてきた。しかし実態は、すでにその前提が崩れ始めている。
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【大学職員主導のスカウト制度が拡大】
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