そして読み終わったあと、自分の10代——「何者にもなれない」と感じていたあの頃を思い出させてくれる本です。
教養部門「リーダーの心得と理不尽への向き合い方」
『未来を照らすコトバ』山口周・長濱ねる(祥伝社)
山口周さんと長濱ねるさんによるJ-WAVEのラジオ番組「NTT Group BIBLIOTHECA(ビブリオシカ) -THE WEEKEND LIBRARY-」を書籍化した1冊です。世界の解像度を高める51のキーワードが、見開き6〜8ページでコンパクトに紹介されています。
ジャンルとしてはビジネス書ですが、教育に効く言葉や聞いたことはあるけれど意味まではわからないキーワードがたくさん詰まっています。
「リーダーの心得」「問題解決の思考法」「感性を養う」といったキーワードをはじめ、どれも、学級経営や授業づくりに置き換えて読めるはずです。
私たち教員は、毎日数十人の子どもたちと向き合う「教室という組織のリーダー」でもありますから。
山口さんが「はじめに」で書いている、「概念というレンズをたくさん持っているほど、世界の解像度が高くなる」という考え方は、まさに私が普段から意識していることと重なりました。1テーマが短いので、GWの隙間時間に1つずつ読み進められるのもありがたいです。
『理不尽仕事論 「クソが!!」と思った時に読む本』坂井風太・ぐんぴぃ(文藝春秋)
職場で起こる「あるある」な理不尽について、その正体と乗り越え方を語り合った1冊です。
何より、「これって自分だけの悩みじゃなかったんだ」とホッとできます。教員の職場にも、いろんな理不尽がありますよね。
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【教育書部門「自己調整学習と5月に効く話」】


