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国民的RPG「ドラクエ」の堀井雄二氏がGoogleとタッグ、ゲーム業界が求める"AIでの改革"とは

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講演中の堀井氏
Google Cloud Next 2026で講演する堀井雄二氏(写真:筆者撮影)
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次に「マーケティング」。ゲームがどう遊ばれているのかを解析してゲームの改善や販売に活用する、というパターンだ。特にモバイルゲームでは一般的な手法で、PCや家庭用ゲーム機向けでも定着しつつあるという。

最後が「プレイ体験」。おしゃべりスラミィはこの領域での対応に属する。ゲームの中身を変える本質的な試みではあるが、まだまだ事例は少なく、新しいアイデアが必要とされている領域でもある。

ゲーム業界の危機対応にAIは必須の存在

ビューザー氏はAIの活用を、「30年前にゲームが2Dから3Dに変わった時と同じくらい大きなインパクトだ」と話す。それは、おしゃべりスラミィのような「AIでないとできない新しい要素」を組み込んでいくことがエキサイティングであるから……という話でもある。

ただより大きいのは「ゲーム業界が危機を迎えているから」(ビューザー氏)だ。

ビューザー氏によれば、21年以降、ゲームメーカーの収益性は年率7%ずつ落ち、「ビジネスモデル崩壊の危機にある」という。レイオフもゲームスタジオの閉鎖もこれが理由だ。

「世界全体のプレイ時間の半分以上が、発売から6年以上経過したゲームに費やされています。そして、新しいゲームの開発コストは17年からほぼ倍増しています。つまり、スタジオは過去の半分以下のプレイ時間を獲得するために、2倍のコストをかけている状況。これこそ、ビジネスモデルが破綻しつつある理由です。ビジネスを立て直すには、AIは、これらの課題を軽減できるだけの成熟度に達しています」

ゲーム開発のコストを下げ、より新しいトライアルができる体制を作り上げることは急務だ。そして同時に、新しい体験を作ることは、ゲームの魅力を高めるために必須のことである。ゲーム業界にとってのAIは、「アーティストの代わりをする」ような用途ではなく、それ以外の部分で必須の要素になろうとしているのだ。

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