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政治・経済・投資 #小幡績教授のアフターエコノミクス

就活とは余興でありぜいたく品である――自分のことも会社のこともわからないまま何かにすがって意思決定する若者たち

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就職とシューカツは違う(写真: 8x10 / PIXTA)
  • 小幡 績 慶応義塾大学大学院教授
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シュウカツは必ず失敗する。

就活も、終活もだ。

まずは就活から始めよう。

シュウカツといったときの就職活動とは、大学生の新規卒業生のそれを指す。中卒、高卒は入らないし、専門学校は別世界。大学院も少し違う。

シュウカツは、日本最大の損失行事の一つだが(二番目は修学旅行か)、ここでは、まずは、効用関数の議論の続きということで、就活生にとって、彼らの自らの意思決定は、ほぼ常に失敗に終わることを議論しよう。

なぜ失敗するのか?

そりゃあ失敗するに決まっている。

シュウカツ、結婚、自宅購入、これらは、人生の失敗ランキングトップスリーである。

理由は、人生においてもっとも重要な決断であり、かつ人生最初で最後の経験であるからだ。

皆が「二度目の就活」をすれば冷静にできる

重要な決断だから固くなる。同時に冷静さも失う。自分も、選択肢も、状況も、客観的には見ることができない。人生経験という幅広い一般的な知見も不足している。最初で最後だから、絶対後悔するわけにはいかない。ダメもとでチャレンジということはあり得ない。捨て身戦略も効かない。

要は、結婚も就活も、最重要な意思決定というのは、必ず失敗するのである。

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