もともとスマートフォンやモバイルバッテリーの充電は、コンセントやUSBポートがある場所ならどこでもできること。家や会社はもちろんカフェ、ファストフード店、充電スポット、宿泊施設など充電ができる場所は多いだけに、「モバイルバッテリーはいらない」「旅行のときですら使うタイミングはほとんどない」という人もたくさんいます。
特に「航空機に乗る予定がないのに今回の報道に拒否反応を示した」としたら、冷静さを欠いた防衛反応であり、「スマホ依存」「充電切れ不安」なのかもしれません。
若い世代は「スマホを使えなかったことがない」
では、「ちょっと嫌だな」「できればやめてほしい」と思った程度の人にもその傾向はあるのか。
スマホ依存や充電切れ不安に関する相談を受けるとき、真っ先に質問するのが、「無意識にスマホをさわる行為が普通に繰り返されていないか」「会話中、外出中、テレビ視聴中、少しでもわからないことがあるとネット検索をしていないか」「仕事などのやるべきことがあるときもスマホの通知が気になっていないか」「家や会社のトイレ、浴室などに持ち込んでいないか」「歩きスマホをしていないか」の5つ。
さらに「スマホの使用が日常生活や仕事に支障を来しているところはないか」「スマホがきっかけで家族、恋人、友人とケンカしたことはないか」を尋ねたあとに、「画面を見て目が疲れることはないか」「電波が悪いときにイライラしないか」「肩や首の凝り、息苦しさや動悸、胸部・腹部の不快感、めまいや不眠などはないか」などの身体的な不調を確認しています。
人間関係の悪化、心身の異変、経済的な困窮などは、生きていくうえで看過できない問題。今回のような報道を改善のきっかけにしていきたいところです。
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【「使うのが当たり前」という脳の状態を変えたいところ】
