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「親不孝者と言われても」…親の希望「家で家族だけで介護して」はどこまで尊重すべきか? 男女でずれる介護観の現実

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介護される男性
入浴や食事、排泄など家族が自宅で介護する負担は大きく、介護者が心身を病むケースも(写真:Ushico / PIXTA)

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もし、いつかあなたが寝たきりのような状態になったら、どこで、誰から介護をされたいですか。ひと昔前は家族による自宅での介護が当然視されていましたが、近年は、在宅の場合もプロによる介護、あるいは施設での介護を望む声が確実に増加しています。

とはいえ、「自宅で家族だけで世話をしてもらいたい」という声がなくなったわけではありません。

では、自宅で家族だけで介護を行うと、何が起きるのでしょう。一例ですが、都内で暮らす真一さん(50代、仮名)の父親のケースから、その経過を検証してみましょう。

「家族に介護してもらいたい」父親

シニア期とは、活動的な状態から少しずつ虚弱な状態、そして介護が必要な状態に移行していく時期。ほとんどの人は、数日~数年間と期間の差は大きいものの、寝たきりに近い状態となり他者から支援や介護を受けることがあると言えるでしょう。

日本には、強制加入の介護保険制度があり、保険料を支払っています。こうした仕組みを背景に「介護が必要になったら利用するのは当然」と考える人が増えています。

けれども、「他人が家に入ると疲れる」などの理由から、外部の介護サービスではなく、「やっぱり家族に頼みたい」と望む人も少なからず存在します。

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【家族が介護するのは当たり前?】

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