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「親不孝者と言われても」…親の希望「家で家族だけで介護して」はどこまで尊重すべきか? 男女でずれる介護観の現実

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介護される男性
入浴や食事、排泄など家族が自宅で介護する負担は大きく、介護者が心身を病むケースも(写真:Ushico / PIXTA)
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父親は45日間、一度も風呂に入っていませんでした。母親が清拭していたようです。母親は疲れ果てているようで、居間も寝室も、新聞紙やお菓子の空き袋、タオルなどがここそこに置かれています。ゴミ箱からは、弁当の空き箱があふれていました。居間の空気はよどみ、母親の顔色も良くありません。

「もう限界だと思いました。これ以上放置はできない。『介護サービスを入れる』と宣言しました」(真一さん)

地域包括支援センターへ行き、現状を話したところ、スタッフが実家を訪問し、父親にサービス利用を説得してくれました。そして、要介護認定のための申請を行うことができました。

サービス利用を開始したが母親は“うつ”に

何とか、介護保険のサービスを入れることはできましたが、ハッピーエンドとはいきません。

介護保険を利用して、父親はデイサービスに通うようになりましたが、「あんなところへは、行きたくない」「今日は体調が悪いから休む」など、いつもごねます。実際、休むこともありました。

母親の心はストレスに対応しきれなくなったのでしょう。ふさぎ込むようになり、病院で「うつ状態」との診断を受け、薬を服用。母親の状態が悪化しないように、真一さんは週末、実家に泊まりこむようになりました。「平日は仕事で、週末実家で過ごすのは、相当キツイ」と嘆きます。

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【「家族に介護してもらいたい」男性が多い】

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