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東武東上線「間違えられる駅」の駅長に聞く日常風景 川越の隣の「川越市」、その隣は「霞ケ関」

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2026年3月まで2年間、東武東上線川越市駅の駅長を務めた浜島順二さん(撮影:鼠入昌史)
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本社など駅の現場から離れて勤務をしていると、どうしても若い職員と接する機会が少なくなってしまうもの。その点、久しぶりに駅長として現場に戻ったときには、戸惑いもあったという。

「最初はみんな若いなあと思いましたよ。でも、楽しいですね。いかに彼らに鉄道の仕事に対する意識を持ってもらうか。そして、乗務員の仕事のよさも伝えていければいいなと思っています」

浜島さんの若手時代ならば、改札などで客と接する機会はいくらでもあった。だが、いまでは客とコミュニケーションを取ることはめったになくなっている。さらに、信号の扱いもすべて自動。そうした中でも鉄道の仕事への高い意識を持ってほしい。それが、浜島さんの思いだ。

霞ケ関駅の北口。2006年に出入り口が設けられた(撮影:鼠入昌史)
【写真をすべて見る】▶東武東上線で「川越駅」の1つ隣の「川越市駅」と、埼玉にある「霞ケ関駅」の昔と今を見比べる

職場は明るく、風通しよく

「あとは、職場を明るくしたかったんです。多少冗談を言えるほうが、風通しがよくなるんですよね。私もパーテーションを隔てたところにいるだけだから、事務室にいる駅員とはすぐに目が合いますし」

社内試験の勉強中という駅員2人が、駅長席の脇の応接スペースで勉強していたことがある。わからないことを聞いてくるので教えてあげたのだとか。「無事に受かったのでよかったです」。

長い鉄道員人生、さまざまな職場で培ってきた経験。それをどのように伝え、次の世代に繋いでゆくのか。それこそが、駅の“顔”である駅長のいちばんの仕事、ということなのかもしれない。

【写真を見る】東武東上線「間違えられる駅」の駅長に聞く日常風景 川越の隣の「川越市」、その隣は「霞ケ関」(28枚)
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