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イラン戦争が招く「プラスチック危機」 東大発ベンチャーがあえてローテクで挑む再生プラの勝算 「ゴミを利用するのか」の声も

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リサイクルPP(ポリプロピレン)バンド
リサイクルPP(ポリプロピレン)バンド(画像:ウッドプラスチックテクノロジー(WPT))

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4月上旬、薬局へ行ったとき、薬剤師から思いがけず「すみません、プラスチック素材が不足していて、しばらくは(薬を入れる小型の)ビニール袋を使い回していただけますか」と声をかけられた。イラン情勢がこんな形で影響が出ていることに少し驚いた。

ビニール袋を使い回すことは個人的には問題はないが、感染症防止などの観点から使い回しができないプラスチック製の注射器や人工透析用器材などが不足する事態となれば深刻だ。家の近くの歯科では、もともと不足気味だった麻酔薬が、未納状態だという。

プラスチックのリサイクル製品を扱う東大発ベンチャー

原油はガソリンなどのエネルギー源として利用されるだけでなく、ナフサ(粗製ガソリン)をはじめとする石油製品は、プラスチック製品から半導体まで幅広い産業を支える重要な原料でもある。こうした多用途性は、再生可能エネルギーにはない。他方、原油などの化石燃料は、二酸化炭素(CO2)の排出を通じ地球温暖化の原因となっている。

ホルムズ海峡封鎖に伴う原油価格が高止まりの影響は、まず企業間の価格引き上げから始まり、最終的にさまざまな商品で消費者に転嫁される。こうした中、注目に値する企業がある。

2008年に設立された東大発ベンチャー、ウッドプラスチックテクノロジー(本社:東京都文京区、中山東太代表取締役社長)は、プラスチックのリサイクル製品を扱う。

養生用敷板を整備することで作業用軽トラックのスリップなどを防止できる(画像:WPT)

同社は再生プラスチック製の養生用敷板で国内トップシェアを誇る(25年の売上は約10億円)。養生用敷板は、地面や床を保護するために敷く板で、工事現場や農地などで不可欠な資材。東日本大震災後の復興需要に伴い鉄板が不足する中、代替需要で伸びた。

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【現在はリサイクルプラスチックバンドに注力】

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