“伝説のファンドマネジャー”清原達郎氏が著した25万部突破のベストセラー『わが投資術 市場は誰に微笑むか』。同書は株式投資の初心者には多少難しい部分があったので、難しい話は全部外して少しフィクションを入れ、純粋のエンタメのマンガにしようーー。そうして出版されたのが『マンガ清原達郎 わが投資術』です。第1巻に続き、4月16日には第2巻が発売されました。第2巻ではタワー投資顧問に入社した清原氏が、割安小型株をいかに発掘して運用していくかが描かれています。
では清原氏は、イラン情勢に伴う株安に見舞われた日本株市場をどう見ているのでしょうか。日本株市場の展望から個人投資家へのアドバイスまで、インタビューを3回にわたってお届けします。
第1回はイラン情勢の株価への影響と日本株市場のリスクについて聞きました。
(※清原氏の過去の咽頭がん手術の影響により、文面のやり取りによる取材を実施しました)
※本記事は会社四季報オンラインでも配信しています。
『マンガ清原達郎 わが投資術2』では、タワー投資顧問に入社した清原氏が割安小型株をいかに発掘して運用していくかが描かれる。運用に失敗し、損失が膨れ上がった経験も赤裸々に綴られる
戦争はよほど悲惨な状況でなければ「買い」
戦争は日本が当事者となって、よほど悲惨な状況に追い込まれなければ「買い」です。ロシア・ウクライナ戦争も日本株にまったくマイナスの影響を与えなかったばかりか、数字だけを見ると「ポジティブな影響があったのでは?」と見えてしまうほどです。
今回は「ホルムズ海峡の封鎖」という実態のあるネガティブ材料が出ましたが、株式市場は「イランを含め世界中が困ることなので長くは続かない」と判断し、いとも簡単に相場は戻っています。戦争に関して株式市場の反応はとても正常でした。
「いったん下がりすぐ戻す」というのは、とても理にかなった相場の動きです。日経225指数は2月の高値から3月末の安値まで13%下げましたが、狼狽して株をなげうった投資家は少なく、株価はあっという間に戻ったので、100億円といった大きな金額で底値で買って上手にトレードできた投資家はいなかったでしょう。
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【日本株相場に過熱感、危険な水準に】
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