東洋経済オンラインとは
ライフ #ジモトのアタリマエ──観光客の知らない知恵と常識

大阪は結局、下品か上品か?「ダサいナンパ禁止」飲み屋街からタワマンまで、"元日本最長商店街"2.6kmを歩いて知った正体

10分で読める
裏天満ちょうちん通り
天神橋筋商店街を北進し、5丁目あたりで右手にそれると現れる「裏天満ちょうちん通り」。ビニールシートで覆われた店が並ぶ(写真:筆者撮影)
  • 吉村 智樹 フリーライター&放送作家
2/5 PAGES
3/5 PAGES
4/5 PAGES
【てんひちのアタリマエ】てん“ひち”には“なな”がいる。

よく「てんなな」と間違われるてんひちには、アサイーボウルで注目を集める人気カフェ「I’m kitchen」がある。この店の公式アンバサダーが、女性タレントの「なな」さん。「ひちには、なながいる」と憶えるとよい。

「てんなな」ではなく「てんひち」だが公式アンバサダーは「なな」さん(写真:筆者撮影)

天神橋筋商店街、最後の1軒は愛の宿だった

さて、ほとんどの資料は天神橋筋商店街を「天神橋を起点に、北は天神橋筋7丁目まで伸びる全長約2.6キロの商店街」と定義している。ところが実際に歩いてみると、資料にはない「天神橋八丁目商店会」なる謎の標識が貼られている。

店がどこにも……。心がきれいな人にしか見えないかもしれない「天神橋八丁目商店会」(写真:筆者撮影)

大阪市北区の加盟商店会リストにもその名がない。実際、最北端の路面にあるのはラブホテルだけだった。そんな幻の商店街が本当にあるから奥が深い。「ヒョウ柄を着たおばちゃん」「アメちゃんを配るおばちゃん」のような、まれに目撃例がある大阪都市伝説を街ごと象徴している場所である。

ラブホテルのそばに長柄小橋という表記があり、橋をさらに北進すれば淀川に架かる大きなアーチ、長柄橋となる。ここが天神橋筋商店街のゴールだ。そこにあるのは、ごみごみしたイメージを払拭する「サバービアな大阪」だった。

天神橋筋商店街ゴールの風景。長柄橋と阪急電車の鉄橋が隣り合い、起点とはまるで違う「郊外としての大阪」の風景が広がる(写真:筆者撮影)

次ページが続きます:
【大阪は「松花堂弁当のような街」】

5/5 PAGES

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

ライフ

人気記事 HOT

※過去1週間以内の記事が対象