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高校無償化で「公立離れ」、東京でも倍率下がり続ける中で際立つ「都立国際高校」IBコースの人気ぶり

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都立国際高校校舎
国際高校IBコースの倍率は2026年度で5倍と人気ぶりが際立っている(写真:筆者撮影)
  • 前屋 毅 フリージャーナリスト
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高校を宣伝するには、「オックスフォードに合格者がでました」とアピールしたほうが効果はあるのかもしれない。しかし、国際高校の進路指導では、「学校のため」ではなく「本人のため」を優先しているということだ。

そのためには、海外大学を目指すための学校であっても、国内の大学への進学を指導してもいる。実際、IBコースの卒業生の中には筑波大学や早慶、上智などに進学してるケースもある。

29年度開設、仮称「都立新国際高等学校」とは?

そして現在、都教委は29年度に新しい都立高校を港区白金に開校する計画を進めている。当初は「都立新国際高等学校」という仮称で呼ばれていたため、IBを主体とする第2の国際高校が誕生するのかと思われていた。

しかし、都教委の高等学校教育課に確認すると、IB校の新設ではなかった。AI(人工知能)など最新のデジタル技術を活用する新たな教育スタイルでもって、国際高校とは違うグローバル人材教育を目指すという。

すべての授業を英語で行うIBは、英語で教えられるネイティブの教員を数多く雇う必要がありコスト負担が大きいことも課題の1つだったようだが、新校はまた違ったかたちの挑戦に見える。

通学が基本の全日制の学びにデジタルを活用した通信制の学びを組み合わせたクォーター型の実施や、自由選択科目の拡大を予定。生徒の学びの自由度を高めて「好き」や「得意」を究める進学校を標榜し、進路は理工系も含む国内外の最難関大学をイメージしているようだ。

現在、都教委では23年に策定した「都立高校の魅力向上に向けた実行プログラム」のアップデートを続けている。全体的な応募倍率低下にとどまらず、不登校生徒や日本語指導が必要な生徒の増加などへの対応も求められる中、多様なニーズに応える学校づくりを目指しているようだ。今後も期待したい。

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