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高校無償化で「公立離れ」、東京でも倍率下がり続ける中で際立つ「都立国際高校」IBコースの人気ぶり

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都立国際高校校舎
国際高校IBコースの倍率は2026年度で5倍と人気ぶりが際立っている(写真:筆者撮影)
  • 前屋 毅 フリージャーナリスト
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もちろん青木氏ひとりだけで担ったわけではなく、開設準備室のチームとして取り組んだ仕事である。そして15年の4月には1期生を迎え、その5月にはIB機構からのIB認定を受けることができた。

英検2級から準1級レベルの英語力が求められる

最近ではIB資格を日本語(一部英語)で取得できるデュアルランゲージ・ディプロマという制度もあるが、国際高校IBコースの授業はIB本来の英語が主体(国語だけ日本語)で行われる。海外大学を目指し、外国人生徒も受け入れるという目的のためにも、それが必要だった。

「日本では、英語でIBDPを取得する日本人は少数派で、うちの生徒には『プロ野球12球団が新人選手を獲得するためのドラフト会議で3位以内に指名されるくらいの存在だ』と説明しています」と、青木氏。

それだけに、入学時点でも高い英語力が求められる。入試では、英検の資格が必要なわけではないが、英検2級から準1級レベルの英語力が求められるという。青木氏が、ある例を話してくれた。

「中2のときには英検4級だったという生徒がいました。頑張り屋さんだったので入試のときには英検2級レベルにまでなっていましたが、それでも入学後にかなり苦労していて、宿題も英語ですから何回もやりなおししていました。しかし卒業時には学年でトップの成績で、奨学金をもらって、ボストン大学に進学しています」

入学を志望するには、かなりの覚悟が必要なわけだ。親の仕事の関係で海外で生活していた、いわゆる帰国子女であれば英語力に自信はあるはずだ。

しかし国際高校に入学してくる日本人生徒には、海外生活や留学の経験もなく、普通に日本の受験勉強してきた生徒も多い。青木氏が続ける。

「DPが始まるのは2年生ですが、1年生のときから英語主体の授業を受けることになります。留学しているようなものだし、先生たちも放課後にサポートしたりと熱心に指導していますから、入学して1年でかなりの英語力が身に付きます。『こんなに英語力がついている』と、生徒自身が驚くくらいの進歩です」

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【海外大進学への進路指導の中身】

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