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高校無償化で「公立離れ」、東京でも倍率下がり続ける中で際立つ「都立国際高校」IBコースの人気ぶり

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都立国際高校校舎
国際高校IBコースの倍率は2026年度で5倍と人気ぶりが際立っている(写真:筆者撮影)
  • 前屋 毅 フリージャーナリスト
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「東京都では、アジアをはじめとする世界の都市間競争を勝ち抜くため、東京への外国企業の誘致を目指すアジアのヘッドクォータープロジェクトを推進している。アジアのヘッドクォータープロジェクトでは、外国企業の誘致に向け、様々なビジネス環境の整備を進めており、誘致に伴い来日する外国人の生活環境整備の一環として、都立学校で英語による授業を実施するとともに、将来的には国際バカロレアの認定を目指すこととしている」

外国企業の誘致のために、そこで働く外国人の子弟を受け入れるための英語で授業する学校が必要だというのだ。国際高校のIBコースに外国人枠があるのは、そのためである。

IBコースの準備期間は2年間だった

国際高校が開校したのは1989年だが、IB認定を目指す学校とされたことで、2015年4月にIBコースが誕生することになる。先ほどの青木氏は、その設立準備から関わり、現在はIBコースの指導教諭も務めている。

「都立の中高一貫校を立ち上げた直後の13年のクリスマスに、突然、東京都教育庁に呼ばれまして、『次は授業を英語でやる国際バカロレアを開設する』と言い渡されました。そこから翌年にかけて開設準備に追われ、15年4月に1期生を迎えることになります」

そのときの青木氏がIBに精通していたかといえば、そんなことはなく、知識ゼロからのスタートでしかなかった。青木氏は英語の教員でもなく、歴史の教員である。しかしIBの認定申請はすべて英語で書かなければならなかった。

「申請のためにも、IBコースが始まって英語で歴史を教えるためにも、まずは英検(実用英語技能検定)の1級をとる勉強から始めました。休日には妻と娘を実家に帰して、もう24時間、英語の勉強をしていました」

当時、双子の娘さんは4歳で父親と遊びたい盛りだったけれど、我慢してもらうしかなかった。もちろん、英語の勉強だけで済むわけではない。認定申請の書類づくりにも追われる。

「始発の電車ででかけて、終電で帰ってくる毎日でした。前任の中高一貫校の立ち上げでも同じような生活でしたから、子どもたちには迷惑をかけたし、妻にも恨まれていると思いますよ」と言って、青木氏は笑う。

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【英検2級から準1級レベルの英語力が求められる】

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