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目に火の付いた棒を突っ込まれたような…三大激痛の1つ「群発頭痛」 市販薬が効かない痛みの機序と治療法を医師が解説

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頭痛の男性
激痛に見舞われる群発頭痛。なぜ起こるのか、治療法はあるのか。医師が解説します(写真:C-geo/PIXTA)
  • 久住 英二 立川パークスクリニック院長
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群発頭痛は、一刻も早い対処が必要です。その激しい痛みゆえ、一般的な市販の痛み止め(アスピリンやアセトアミノフェン、非ステロイド系抗炎症薬など)では、ほとんど太刀打ちできません。

しかし、病院やクリニックでは有効な治療法が確立されています。

「頭痛持ちだから仕方ない」「疲れがたまっているだけだろう」などと考えず、心当たりがあったら脳神経内科医がいる病院、あるいはクリニックでしっかりと治療を受けていただくのがよいと思います。

進化する群発頭痛の治療

■急性期治療(今ある痛みを止める)

・高流量酸素吸入:特殊なマスクを使用し、純度100%酸素を毎分12リットル以上、15分ほどかけて吸入する方法です。極めて安全で即効性があり、約8割の患者さんに有効です。

・スマトリプタン:血管を収縮させ、三叉神経血管系の興奮を抑える特効薬です。内服薬は吸収に時間がかかるため、即効性のある自己注射や点鼻薬が推奨されます。

■予防療法(発作を起こさないようにする)

・ベラパミル:本来は高血圧の薬(カルシウム拮抗薬)ですが、群発頭痛の予防の第一選択薬です。高用量が必要になることが多いため、心電図によるモニタリングが不可欠です。

・抗体療法(ガルカネズマブ):CGRPの働きをブロックする最新の注射薬です。ただし、群発頭痛のタイプによっては効果が認められないので、専門医の判断が必要です。

・ステロイド(反復経口投与・後頭神経ブロック):痛み始めに「橋渡し」として使用されます。即効性がありますが、長期使用は副作用のリスクがあるため、限定的な使用にとどめます。

今回は群発頭痛について解説しましたが、実は片頭痛にも有効な治療が登場しています。

頭痛は、目に見える傷がないため、周囲から理解されにくい孤独な闘いです。しかし、医学的な観点から言えば、頭痛は性格でも気の持ちようでもありません。脳内の神経伝達物質や血流、視床下部のリズムが複雑に絡み合った“治療可能な疾患”です。

まずはかかりつけ医に相談し、そのうえで「頭痛外来」や脳神経内科や脳神経外科を受診してください。

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【受診の際は「頭痛日記」を】

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